Translation Room 9246

内容:

　タイトルは「辞典」となっているが、アメリカ人との論理・発想・慣用の違いに基づいて、日本人が間違えたり勘違いしたりしやすい語法や文法項目について解説した文法読み物といった感じの内容である。英語の 3 つの相（静止、進行、完了）と時制に関する解説はなかなか興味深い。また状況を表す it（著者は、「ばくぜん it、状況 it」と呼んでいる）の用法についてもわかりやすく説明されていた。

　その他、取り上げられている主な項目は、分詞、不定詞、動名詞、完了形、will と be goint to の用法、前置詞 in とon の用法、仮定法など。一般の文法書には載っていない内容も説明されており、一通り文法の勉強をした人や文法項目の理解度をチェックしたい人にお勧め。新しい発見があるかもしれない。
　　

現代アメリカ英語からみた英語語法・誤用辞典 水尾 誠千代 東京堂出版 1997-09 by G-Tools

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