理系のための英語論文執筆ガイド―ネイティブとの発想のズレはどこか?
著者: 原田 豊太郎
出版社: 講談社(ブルーバックス)
Kunishiroの評価:
日本人が書く英語論文に見られる間違った英文や、間違ってはいないが不自然な英文を取り上げ、できる限り日本語臭くない、英語らしい論文を書くための重要ポイントについて解説した本。
具体的には、以下のポイントについて取り上げている。
- 冠詞について
- 主語について
- 単数か複数か
- 「~と考えられる」と「~と思われる」について
- 受動態と能動態
- 現在完了か過去形か
- 動詞について
- 関係代名詞について
- 否定表現について
- 仮定法について
- 数学表現について
- 語順について
- 比較表現について
- 英文にしにくい構文の攻略法
- 辞書で見つけにくい表現
- 意味や用法の微妙なずれ
- 化学論文を書くときの一般的な注意点
これは、英語で論文を書く理系の人を対象とした本であるが、科学技術系の論文や科学技術系の文書の翻訳に携わる翻訳者にも大いに役立つ参考書である。冠詞の使い方や「~と考えられる」や「~と思われる」といった表現の英訳についてなど、英語の日本語の発想の違いに焦点を当てており、読んでおいて決して損にはならない一冊である。
理系のための英語論文執筆ガイド―ネイティブとの発想のズレはどこか? (ブルーバックス) 原田 豊太郎 講談社 2002-03-20 by G-Tools |
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