ユーザ、サーバ、アイスコーヒ
Diary 9246 のエントリー「焼きラーメンを食す」で取り上げたお好み焼きしまちゃんの壁には、所狭しといろんなメニューがペタペタと貼ってありました。もうちょっと系統立てて、分かりやすいメニューを作ったほうがいいとも思われますが、このごちゃっごちゃ感が昔ながらの店のいいところでもあります。
しかし、昔風の店の昔風のメニューに、昔風ならぬ現代風の表記を見つけ、ちょっとした職業病が発生してしまいました。私が気になった表記は「アイスコーヒ」と「ホットコーヒ」です。一般的な飲食店なら、「アイスコーヒー」「ホットコーヒー」と書いているような気がするのですが・・・・・・。
私が翻訳の仕事を始めた頃、「ユーザー」や「サーバー」ではなく、「ユーザ」「サーバ」と表記するように指示されるケースが多く、翻訳の世界ではそのように表記するのが当たり前なんだと思っていました。computer などにつていも、一般読者向けの文書では「コンピューター」、専門的な文書では「コンピュータ」のように音引きしないという風潮がありました。
だたし、この風潮も多少変わってきて、最近では「ユーザー」「サーバー」という表記を好むクライアントが増えてきているような気もします。私も、最近では、特に指示がなければ「ユーザー」「サーバー」と表記しています。その表記に慣れてしまうと、「ユーザ」や「サーバ」といった表記が不自然に思えて仕方がありません。
しまちゃんの壁のメニューを見て、ぼんやりそんなことを考えていました。でも、しまちゃんで、専門家好みの音引きなし表記「コーヒ」を採用したのは何故なんでしょう。そのアンバランスが少しおもしろいと思うと同時に、普通の人はこんなことを気にしないんだろうなと思ったランチタイムでした。
trackbacks
trackbackURL:
comments