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ようやくトライアルを提出(トライアルに関するデータをまとめてみました)

 今年の 2 月に依頼されていたトライアルをようやく仕上げて提出することができました。普通は、こちらから翻訳会社(エージェント)を探して、トライアルを受けたいと申し出るのですが、今回のトライアルは翻訳会社のほうから「是非トライアルを受けてください」と依頼されたものです。過去にも、「トライアルを受けてください」と依頼されたことは 2 回ほどあります。きっかけはいずれもホームページでした。

 過去 2 回の結果はいずれも合格で、現在も定期的に仕事をやらせていただいています。過去の例では、望まれて受けたトライアルはその後の継続的な仕事につながっているので、今回もそういう展開になればいいのですが・・・。

 この仕事を始めたばかりの頃、トライアルで不合格になると、自分の実力不足だと思って落ち込んでいました。しかし、仕事を続けるうちに、トライアルに受からなかったといって、それは必ずしも実力がないということではないことを知るようになりました。以前は、出題者はこの文章をどう訳してほしいと思っているんだろうかとか、直訳かそれとも意訳が望まれているのかといったことを考えながら取り組んでいましたが、最近はいつもどおりの自分のスタイルを心がけています。私の訳風が気に入ってもらえないのなら、それは相性が合わないということなので仕方がない、と思うようにしています。

 この機会に、過去 14 年間で、自分は何社くらいのトライアルを受け、どれくらい合格し、そのうち実際の仕事につながったのはどれくらだったのかについて調べてみました。過去にトライアルを受けた翻訳会社は全部で 36 社ありました。

  • トライアルに合格し、一度でも仕事を請けたことがある会社: 12 社
  • トライアルに合格したが、一度も仕事の依頼が来ていない会社: 4 社
  • トライアルに合格しなかった会社: 20 社

 合格率はおよそ 44% ということになります。自分のキャリアから考えて、これがまあまあの数字なのか、それともあまり芳しくないのかはよく分かりませんが。

 トライアルに合格し、一度でも仕事を請けたことがある会社 12 社のうち、一度だけの仕事で終わった会社も 2 社ほどあったので、一定期間、定期的に仕事をさせてもらった会社は10 社ということになります。このうち現在も多少なりとも取り引きしているところは 6 社くらいです(続かなかったところは、こちらからお断りしたり、経営者が変わってしまって仕事が来なくなったり、廃業してしまったりです)。

 リーマンショック以前の数年は、既存の会社からの受注で安定していたため新規開拓を行なうことはほとんどなかったのですが、昨年あたりから時間が空けばトライアルを受けて、間口を広くすることに取り組んでいます。取り引きする相手の選択肢を多くして、取捨選択できるようにするためです。気持ちよく仕事ができる相手は、やはり自分で努力して探さないとだめですね。

 もう 1 つ気を付けていることは、トライアルを受ける前にレートを確認するようにしていることです。以前、トライアル合格後に希望をレートを伝えたところ、「そのレートだと、お仕事を依頼するのは難しいと思います」と言われたことがあるからです。自分の希望レートとあまりにもかけ離れたレートを提示してくるところのトライアルを受けることは、時間の無駄になりますので。今年も、時間が許す限り相性テスト(トライアル)を受けて、取り引きする会社の取捨選択を進めたいと考えているところです。


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