JTF 関西セミナーに参加しました
一昨日の 9 月 1 日に JTF 関西セミナー(大阪)に行って来ました。今回のテーマは「地方自治体における通訳と翻訳」で、大阪市ゆとりとみどり振興局文化部 担当係長、植田 荘彦氏による講演でした。おそらく、私は過去に地方自治体の仕事を請けたことは一度もなく、今後もそのようなケースはないと思われるため、自分の仕事とは直接関係はないと思ったのですが、おもしろそうなテーマだったので、見識を広げるという目的で参加しました。
何でも、公務員が JTF や JAT で講演するのは初めてのケースで、前代未聞の出来事だったらしいです。正直それほど期待していなかったのですが、予想以上におもしろい内容でした。地方自治体(大阪市)の通訳業務や翻訳業務にはどのようなものがあるのかについて詳しい話を聴くことができました。
特に興味深かったのは通訳に関する話。地方自治体の通訳業務にはどんな苦労があるのかを聴いて、とても自分には通訳はできない(翻訳者でよかった)と思いました。称号に関する注意事項は、自分のまったく知らない世界でした。その他の注意事項は、一般企業の通訳・翻訳業務と共通することも多く、手を抜かずに丁寧に仕事をしないといけないなと再認識した次第です。
最後に、これまでに大阪市が発注した業務で実際にあったとんでもない翻訳の例がいくつか紹介されました。それって本当にプロの翻訳者が訳してるのと、耳を疑うような訳語に大笑いしてしまいました。2 つだけ紹介しておきます。何を訳したものかは、説明するまでもないですよね。
- Kitchen under the Heaven
- Worriers' Nations Era
セミナーのあとは、数人でこじんまりとしたミニミニオフ会を開きました。時々、同業者と集まって、ああだこうだ言いながら飲むのは楽しいものです。
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