ウィンドウを切り替えるショートカットキー
ウィンドウを切り替えるショートカットキーとしては Alt + Tab があります。開いているウィンドウの数が 3 つとか 4 つくらいであれば、このショートカットキーで十分事が足りるのですが、翻訳作業時には同時に 10 ~ 15 のウィンドウを開ていることも珍しくありません。そんな時は、Alt + Tab でウィンドウを選択するのは大変です。たとえば 15 のウィンドウを開いてとるきに、任意のウィンドウを選択するには最大 14 回キーを押す必要があります(Alt + Tab は一方向にしか切り替えできないので、1 つ前のウィンドウを選択するには、[開いているウィンドウ数 - 1] 回キーを押す必要があり不便です)。
また、私は普段ブラウザのウィンドウを複数開いており(1 つのウィンドウには辞書サイトや検索サイトなど調べ物系のサイトを表示し、もう 1 つのウィンドウには Web メール画面や SNS サイトなど、仕事とは直接関係ないサイトを表示)、ブラウザのウィンドウ間の切り替えをキー操作だけでできたら便利なのになあと思っていました。
そんなことをツイッターでつぶやいていたら、Windows 7 であれば、「タスクバーのプログラムをショートカットで起動する方法」に紹介されている方法で、このような切り替えができることを、ある方(同業者)が教えてくれました。
具体的には、Windows キー + 数字キーで任意のウィンドウを選択できることがわかりました。タスクバーのいちばん左に表示されているアプリケーションなら「1」のキー、左から 2 番目のアプリケーションなら「2」のキーを使います。たとえば、タスクバーのアプリケーションの表示が以下のようになっているとします。
Windows キー + 1 で Google Chrome、Windows キー + 2 で辞書ブラウザ Logophile、Window キー + 3 で Felix、Windows キー + 4 で MS Word を選択できます(該当するアプリケーションが起動していない場合は、Windows キー + 数字キーでそのアプリケーションが起動します)。
この例では Google Chrome のウィンドウを 2 つ開いていますが、Windows キー + 1 を 1 回押すと Google Chrome の 1 つ目のウィンドウ(最初に開いたほうのウィンドウ)が、Windows キーを押したままもう一度「1」のキーを押すと、Google Chrome の 2 つ目のウィンドウ(2 番目に開いたウィンドウ)が選択されます。選択したGoogle Chrome のウィンドウのタブを切り替えたいときは、Ctrl + Tab を使います。Windows キー + 1 → Ctrl + Tab を使うと、キー操作だけで Google Chrome の任意のウィンドウの任意のタブを選択できます(IE の場合も同じ操作です)。
Google Chrome 以外にも、Word、Excel、PDF なども同時に復数のウィンドウを開く場合がありますが、Windows キー + 数字キーを利用すると、最少のキー操作で目的のウィンドウにたどり着くことができて便利です。
常時使うアプリケーションは、「タスクバーにこのプログラムを表示する」を選択して、常に同じ数字キーで操作できるようにしておくと便利です。なお、この機能はテンキーの数字キーでは機能しません。
1/12 追記: 「Alt + Tab では一方向にしか切り替えできない」と書きましたが、Shift キーを併用して、Alt + Shift + Tab を押すと、逆方向にも切り替えられることを FB で教えてもらいました。お詫びして訂正いたします。
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渡辺敏さん、コメントありがとうございます。また、ブログで拙記事をご紹介いただきありがとうございました。
このショートカットキー、便利なのに意外と知られていないんですよね。私もこれを知ってから、ずいぶんウィンドウの切り替えが楽になりました。特に、同一アプリの複数のウインドウの切り替えが便利です。
はじめまして。
特許翻訳者の渡辺敏と申します。
この便利なショートカットキーのことを新田さんのfacebookタイムラインとコメントで知りました。
僕もたいへん便利に使っています。そこで、ブログでも紹介し、リンクも張らせていただきました。
ブログ初心者なので失礼なこともあるかも知れません。ご指摘いただけるとありがたいです。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。