Office 2010 と Felix
Microsoft Office はこれまでずっとバージョン 2002 を使ってきました。拡張子の最後に「x」が付く、.docx、.xlsx、.pptx 形式のファイルにもコンバーターで対応できていたので、特に新しいバージョンにアップグレードする必要を感じませんでした。しかし、最近新形式のファイルで作成された原稿が増えつつあり、ファイルによってはレイアウトが崩れるケースもあるとのことなので、Office をアップグレードすることにしました。
現在 MS Office の最新バージョンは 2013 なのですが、このバージョンはCAT ツールの Felix がサポートしていないということで、1 つ前のバージョン 2010 を購入しました。インストール時に、「以前のバージョンをすべて残す」というオプションがあったので、Felix が正常に動作しない場合を考えて、念のためバージョン 2002 を残すことにしました。
インストール完了後、Word ファイルを開いて Felix が正常に動作するかどうかを確認してみたところ、アドインとして UI は表示されているのに、エラーが発生して正常に動作しません。念のため、自分で適当な Word ファイルを作成して試してみたところ、問題なく動作します。
メール添付で受け取った原稿ファイルには、「保護されたビュー このファイルはインターネット上の場所から取得されており、安全でない可能性があります。クリックすると詳細が表示されます。<編集を有効にする(E)> 」というメッセージが表示されるのに対して、自分で作成したファイルにはこのメッセージは表示されません。Felix が正常に動作しないのは、どうやらこれが原因のようです。
というこで、この「保護されたビュー」機能を解除することにしてみました。「保護されたビュー」は、以下の方法で解除できました。
1. [ファイル] > [オプション] > [セキュリティセンター] を選択する。
2. [Microsoft Word セキュリティセンター] セクションの[セキュリティセンターの設定] を選択する。
3. 左側のペインから [保護されたビュー] を選択し、以下のオプションの選択を解除する。
[インターネットから取得したファイルに対して、保護されたビューを有効にする]
[安全でない可能性のある場所のファイルに対して、保護されたビューを有効にする]
この設定変更を行ったあとに Felix を操作してみたら、正常に動作しました。Office 2010 の操作に慣れるにはしばらく時間がかかりそうです。
Microsoft Office Home and Business 2010 通常版 [パッケージ] | |
マイクロソフト 2010-06-17 売り上げランキング : 12 Amazonで詳しく見るby G-Tools |
関連する記事
trackbacks
trackbackURL:
comments