Memo 9246 :: 翻訳備忘録・雑記帳 top > セミナー/イベント > 新田さんのWordマクロのセミナーに行ってきました

新田さんのWordマクロのセミナーに行ってきました

 1月24日、JTF主催のWordマクロのセミナーに行ってきました。講師はWordマクロと言えばこの人と言われるほど有名な新田順也さんです。以前から新田さんのWordマクロのセミナーを聴講してみたいと思っていたので、ようやく念願が叶いました。

 「2秒×1000回=30分のなぞ」と題する今回のセミナーでは、新田さんが作成された50種類ほどのマクロについて説明がありました。どれも、翻訳作業で使えそうなものばかりでした。マクロといっても大掛かりで複雑なものではなく、日常的に行っている簡単な数回の操作から成る処理を、1回のクリックやキータッチで実行できるようにするということをコンセプトにしたものばかりです。マクロを使わなくてもできる簡単な処理ばかりですが、マクロを使うことによって1回の処理時間を2秒ほど短縮できるとのことでした。2秒の短縮なんて大したことないと思いがちですが、このような日常的な処理を1日に1,000回行えば、合計で30分の時間短縮になるとのことです。ちりも積もれば山となるということですね。

 家に帰って、配布していただたマクロを早速インストールして使ってみましたが、コメント入力、表の行挿入、フォントの一括変換など、便利なものが多数ありました。頻繁に使いそうなものは、セミナーで習ったようにショートカットキーを割り当てたので、かなりの作業効率のアップが期待できそうです。ただし、今回配布していただいたマクロ集で、自分が日ごろ行っている処理がすべてカバーされているわけではありません。自分が欲しい独自の処理や操作については、自力で独自のマクロを作成する必要がありそうです。これを機会にマクロを勉強して、自分が必要なものを作成してみようと思います。

 それと、マクロとは直接関係ないのですが、Wordのクイックアクセスツールバーのカスタマイズに関する話がありました。Word 2007以降ではリボンインターフェースが採用されており、[ホーム]、[挿入]、[校閲]、[アドイン]といったタブを切り替えて目的の機能を選択する必要があります。しかし、これらのタブのよく利用する機能をクイックアクセスツールバーに設定しておくと、いちいちタブを切り替える必要がなくなるということを教わりました。

 早速、リボンを最小化して、よく利用する機能をクイックアクセスツールバーに設定してみました。タブの切り替えが不要になり、表示領域も広くなったため、作業性がかなり向上したと思います。マクロだけでなく、このようなカスタマイズについても知ることができ、今回のセミナーは非常に有意義でした。カスタマイズ後の私のWordのUIはこんな感じになりました。このカスタマイズは、誰にでも簡単にできる効率向上策としてお勧めです。

リボンを最小化し、クイックアクセスツールバーに各種機能を設定したWord


trackbacks

当サイトでは、当該記事への言及リンクのないトラックバックは受け付けていません。 この記事にトラックバックをする場合は、トラックバック元の記事に当記事へのリンクを貼ってください。

trackbackURL:

comments

comment form

(Memo 9246 :: 翻訳備忘録・雑記帳 にはじめてコメントされる場合、不適切なコメントを防止するため、掲載前に管理者が内容を確認しています。適切なコメントと判断した場合コメントは直ちに表示されますので、再度コメントを投稿する必要はありません。)

comment form