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翻訳ストレッチ始めます(2018年は関西が熱い)

 新年の挨拶を書こうと思いつつ、気がついたら1月も早10日です。今さらなので、あいさつはもうやめておきます。

 ここ数年、毎年作っている「今年やりたいこと100」リストを今年も作りました。その100項目のひとつとして、「勉強会やセミナーなどに積極的に参加する」を入れました。昨年は諸事情により、あまり勉強会やセミナーに参加できなかったので、今年はなるべく多くの会に参加したいと思っています。

 嬉しいことに、今年は翻訳業界の三大イベントのうちの2つが関西で開催されます(翻訳業界の三大イベントとは、IJET、翻訳祭、翻訳フォーラムのシンポジウムだと勝手に思っています)。具体的には、6/29~7/1に大阪でIJET29が(詳細は「IJET-29 (大阪)」を参照)、10/25~26に京都でJTF翻訳祭(詳細は「時代が創る翻訳イノベーション in 関西」を参照)が開催されるようです。この2つのイベントに自宅から行けるのはとても嬉しいことです。今年は関西が熱くなりそうです。ふだん関西を訪れることがない同業者の皆さま、今年は観光を兼ねて是非関西にお越しくださいませ。

 今年はすでに、上記の目標を達成すべく、年始早々に勉強会に参加させてもらいました。1月6日に翻訳勉強会 「十人十色」 の主催で開催された「翻訳ストレッチin Osaka」です。講師は鈴木立哉さんでした。これまで東京でしか開催されていなかった翻訳ストレッチ(以前は確か「翻訳筋トレ」という名称でした)の評判は以前から聞いており、是非一度話を聴いてみたいと思っていたので、今回は迷うことなく参加の申し込みを行いました。

 セミナーの内容は、これまでに経験したことがないようなもので、とても刺激的でした。講師の鈴木さんが自分の癖やゆがみを正すために、毎日実践されている翻訳ストレッチ(翻訳の準備体操のようなもの)を体験させていただきました。「天声人語」の音読、英文とその訳文の読み比べ、穴埋め問題、誤訳指摘問題、英文の音読、日本文の音読、TOEICの問題、英文暗記など、さまざまなストレッチを体験することができました。普段やりなれていないことを時間が制限された中でやったため、とても疲れました。鈴木さんによると、これは勉強ではなく、あくまでもゆがみを正すストレッチであるとのことでしが、美しい英語や日本語に毎日触れることは、長い目で見れば何らかの効果があると思います。

 本来ならこの記事のタイトルは「翻訳ストレッチ始めました」としたかったところですが、まだ始めていません。明日から始めます(ずるずると1日延ばしをしないようにしたいと思います)。教材は、『和文英訳の修業』(佐々木 高政著)と太宰治の『お伽草子』の2つに決めました。『和文英訳の修業』は高校生のころに使っていた参考書です(詳細は「コラム37: 私の人生を変えたかもしれない本」を参照)。当時暗記した、重要な文法項目を網羅した 500 の例文をもう一度、1日10文ずつ暗記し直そうと思います。『お伽草子』は読みたいと思って昨年買ったまま積ん読状態になっていた本です。太宰は好きな作家なので、音読して文章を味わいたいと思います。

『和文英訳の修業』と『お伽草子』

 生活習慣化することは比較的得意なほうだと思っているので、毎朝5分~10分程度、続けられるようにがんばりたいと思います。


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