[ツール] カテゴリー

ソフトウェアや辞書など、翻訳で使用するツールについて


AHKを利用して、Jammingで『翻訳訳語辞典』のURLにジャンプする

昨日の深夜というか今日の早朝に、帽子屋さんのこんなツイートを目にしました。

EBWin4で検索すると、URLをクリックすることで、見出し語とその解説が載っているWebページに直接ジャンプできるらしいのですが、自分は普段Jammingを使って串刺し検索を行っているため、Jammingで『翻訳訳語辞典』を検索した際に表示されるURLをAHKを使って直接開けるようにしてみました。

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WildLightでケアレスミスゼロを目指す(英訳編)

 前回のエントリー「WildLightでケアレスミスゼロを目指す(和訳編)」に続いて、英訳のチェックについて書きたいと思います(WildLightについては、「WildLightでケアレスミスゼロを目指す(和訳編)」を参照してください)。

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WildLightでケアレスミスゼロを目指す(和訳編)

 エントリー「翻訳者の翻訳者による翻訳者のための「小技の森」」でも紹介したテリーさんこと齊藤貴昭さんによるWildLightのセミナーが先日(5/14)ほんま会の主催で開催されました。以前のエントリー「SKITの勉強会でWildLightのデモをしました」でも書いたように、私は以前からWildLightのユーザーであり、新しい発見を求めてこのセミナーに参加しました(WildLightの入手と詳細については、WildLightのブログを参照)。

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英文に紛れ込んだ全角文字を検出する(Word)

 Wordで、英文に混入した全角文字を検出する際、これまで以下のワイルドカードを使っていました。

[0-z、-鶴 ]

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動詞の活用形をカバーしたGoogle検索を容易にするAHKのスクリプトを作成してみました

 以前から翻訳クラスタで話題になっていたAutoHotKeyを導入しました。AutoHotKeyとは、一連の操作を自動化し、ショートカットキーなどに割り当てて実行できるマクロのようなものです。Wordマクロや秀丸マクロとは異なり、アプリケーションに依存しないため、Word、Excel、PowerPoint、テキストエディタなど、どのアプリケーションからでも同じ操作で同じ処理が実行できる点が便利です。AutoHotKeyの詳細については、しんハムさんのブログ記事「AutoHotKeyを正しく理解するために」でわかりやすく説明されています。

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初めての電子辞書を購入しました(PASORAMAを使った感想)

 初めての電子辞書を購入しました。セイコーインスツルの最上位機種DF-X10001です。収録辞書は、1万円以上安いDF-X10000と、リーダーズ英和大辞典のバージョンが異なること(DF-X10000が2版で、DF-X10001が3版)を除いてはまったく同じだったので、どちらにしようか迷いましたが、翻訳者たるもの辞書代をケチってはいけないと思い、リーダーズのバージョンが新しいほう(値段が高いほう)のDF-X10001にしました。収録辞書は以下のとおりです。

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SKITの勉強会でWildLightのデモをしました

 昨日2月16日のSKITの勉強会で、WildLightについてプレゼンをすることになり、私が日ごろWildLight をどのように使っているかをデモンストレーションさせていただきました。WildLightとは、テリーさんが作成されたWordのアドインマクロであり、訳文のチェックに特化したツールです。テリーさんのブログ「翻訳横丁の路地裏」で無償で配布されています。

 以前から、スタイルガイド違反、誤変換、タイポといったミスを簡単にチェックできるツールがあればいいなと思っていたのですが、なかなか自分の要求を満たしてくれるものがありませんでした。そんなときにWildLightというツールを知り、使ってみたらまさに自分が欲していたものであることがわかりました。

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「右クリックでGoogle!」を導入しました

 Word上で任意の単語やフレーズを選択し右クリックでGoogle検索できる新田さんのマクロの存在は以前から知っていました。便利そうだから使いたいとずっと思っていたのですが、マクロに疎い私は勝手に難しいものだと決めつけ、導入の仕方を調べようともしませんでした。

 しかし、いろんな人が便利だと言うので挑戦してみようと思い、Googleで検索してみたところ、「Wordから自在にWeb検索をする「右クリックでGoogle!」」というページが見つかりました。テンプレートファイルをダウンロードして指定のフォルダに入れるだけで簡単に利用できることが判明し、実際に簡単に導入することができました(無料です)。

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Word のアドイン(Felix)が正常に動作しなくなったときの対処

 以前、Word で Felix の UI が表示されなくなったことがあり、その時の対処方法を備忘録として記録しておきます。これは Felix に限らず、すべてのアドインに適用できると思うので、Word のアドインが正常に動作しなくなった時にチェックしてみるといいと思います。

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PCは消耗品?(5,000 円でバックアップマシンをゲット)

 1カ月ほど前の出来事です。PCが突如起動しなくなりました。前の日まで、特に調子が悪いところもなく、機嫌よく動作していたので青天の霹靂でした。メーカーのサポートに電話して、いろいろ試してみた結果、ハードディスクの故障だろうとのことでした。電話を切ってしばらくすると、引き取り修理(ハードディスクの交換)の見積もりが届きました。36,750 円でした。

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Word の文字間隔設定

 先日、文字間隔がやけに広い翻訳原稿を受け取りました。日本語原稿を見ている分にはそれほど違和感はないのですが、英文を上書きすると、文字間隔が広すぎて読みにくく、どうも気持ち悪いのです。いろいろな設定を確認してみたところ、行間のスペースは変更できるのですが、文字間のスペースを設定するオプションがどこにも見つかりません。仕方がないので、別のファイルの通常の文字スペースの書式をコピーして、文字間隔を修正しました。

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Office 2010 と Felix

 Microsoft Office はこれまでずっとバージョン 2002 を使ってきました。拡張子の最後に「x」が付く、.docx、.xlsx、.pptx 形式のファイルにもコンバーターで対応できていたので、特に新しいバージョンにアップグレードする必要を感じませんでした。しかし、最近新形式のファイルで作成された原稿が増えつつあり、ファイルによってはレイアウトが崩れるケースもあるとのことなので、Office をアップグレードすることにしました。

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逆差分方式のバックアップツール

 私は日々のデータや翻訳ファイルのバックアップに Fabre というバックアップツールを利用しています。これは逆差分方式と呼ばれるバックアップツールで、最新の日付のフォルダにバックアップ対象のすべてのファイルが保存され、変更のあったファイルだけが過去の日付のフォルダに残されるバックアップ方式です(逆差分方式の詳細については、「逆差分バックアップ」を参照)。

 翻訳作業をしていて、たとえば 3 日前の訳文を見たくなることがあります。通常の上書きバックアップでは、過去にさかのぼって訳文を確認することはできませんが、Fabre でファイルをバックアップしておくと、任意の時点のファイルを表示することができます。

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Windows 7 のイメージバックアップ機能で C ドライブをバックアップ

 Windows 7 には、ある時点でのシステムドライブの内容を「そっくりそのまま」バックアップしておき、好きな時に「その時の状態 」を完璧に復元できるようにする機能が新たに備わっていることについ最近気付きました。Windows 7 より前のバージョンの Windows では、任意の時点にシステムを復元できる 「システムの復元」機能はありましたが、C ドライブをそのままバックアップすることはできませんでした。

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翻訳者のためのマクロ勉強会に行ってきました(+ 富井 篤先生の話を聞いてきました)

 昨日(12 月 9 日)、翻訳者のためのマクロ勉強会が主催する「翻訳者のためのマクロ勉強会」(略称「ほんまかい」)に行ってきました。秀丸エディタと秀丸マクロを使って翻訳を効率化しようという趣旨の勉強会です。以前から秀丸と秀丸マクロには興味があり、かねがね参加してみたいと思っていた勉強会です。

 今回は技術翻訳分野の第一人者でいらっしゃる富井 篤先生がゲストで来られるということもあって、何があっても参加したいと思っていました。スケジュール的にちょっときつかったのですが、何とかやりくりして参加できました。

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PDF ファイルを前回と同じビューで開く

 翻訳原稿が PDF ファイルの場合、Word ファイルと並べて作業する必要がある場合があります。このとき、PDF ファイルを作業しやすいサイズに調整して配置するのですが、通常の PDF ファイルであれば前回と同じサイズで開いてくれるので、毎回ウインドウのサイズを調整する必要はありません。ところが、PDF ファイルの中には、ファイルの作成者があらかじめ開き方を設定しているものがあるらしく、現在作業している PDF ファイルは起動するたびに小さい正方形のサイズで開きます。毎回ウインドウのサイズを調整して、表示サイズを調整し直す必要があり、とてもわずらわしく思っていました。

 このことをツイッターとフェイスブックでつぶやいたところ、ある方が解決策を教えてくれました。開き方があらかじめ設定されている PDF ファイルでも、環境設定によって、前回と同じ設定で開くことができるとのことでした。早速教えてもらったとおりに設定を変更したのですが、忘れないように備忘録としてここに記録しておきます。

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Trados 以外の翻訳支援ツール

 翻訳支援ツールと言われて真っ先に思い浮かぶのが Trados です。翻訳支援ツールの代名詞と言ってもいいほど、多くの翻訳者に利用されています。IT 翻訳者としてデビューした私も、駆け出しの頃は仕事の半分以上が Trados 案件(クライアントから、Trados を使うように指示されている案件)でした。Trados 指定案件以外でも、Trados を使っていた時期があったのですが、最近では Trados を使うことはまったくなく、Trados 案件そのものもせいぜい年間 5 ~ 6 案件程度を引き受ける程度になっていました。

 もちろん、Trados は業界標準となっているくらいですから、優れたツールだと思います。しかし、どうも私は Trados が性に合わないようで、このツールを使って作業をすると大きなストレスを感じてしまいます。一般案件に Trados を使うメリットとデメリットを比較した場合、私の個人的な見解では、わずらわしいというデメリットのほうがどうしても勝ってしまいます。

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17 万ワードの長期大型案件を終えて

 昨年の 12 月 6 日から 17.2 万ワードの英日案件に取り組んで来ましたが、今日ついに最終ファイルを無事納品することができました。4 カ月間に渡って取り組んできた長期大型案件がようやく終了し、ほっと一息ついているところです。私の翻訳人生で過去最大の案件は、9 年ほど前にやった 12 万ワードの案件(納期は 3 カ月)でしたので、それを大幅に上回る分量となりました。実は、この 17.2 万ワード案件の途中に、和英案件を 8 件(合計で 3 万文字弱)ほど割り込ませていたため、実質的には 3.5 月で 17.2 万ワードを処理したことになります。

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英辞郎 on the WEB Pro を試用中

 アルク社のオンライン辞書「英辞郎 on the WEB」に、有料版の「英辞郎 on the WEB Pro」があることは以前から知っていました。あまり必要性を感じていなかったため、ずっと通常版を利用してきたのですが、無料でお試しができるようなので、 試用してみることにしました。

 通常版と有料版の違いは、

  1. 音声機能
  2. 単語帳作成機能
  3. 検索履歴呼び出し機能
  4. 拡張検索機能
  5. 高度な検索オプション
  6. 整列・頻度集計機能
  7. 検索速度向上
  8. 小窓モードが利用可能
  9. Chrome ウェブアプリが利用可能
  10. スマートフォンで利用可能

といったあたりでしょうか。

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翻訳者のブログの更新情報

 昨日の午後から、原稿ファイル待ち状態になってしまいました。要するに、仕事のやりようがない状態です。年末からずっと忙しかったので、つかの間の休息を楽しんでいます(先ほど、今日中にファイルを送るという連絡があったので、残念ながら休息は今日で終わりです)。

 こういう具合に想定外の時間ができた時は、私はよくサイトいじりをして遊びます。ちょっとデザインを変えてみたり、新しくページを作ったりして、サイトをいじっているとすぐに時間が過ぎていきます。昨日も、本家のサイト Translation Room 9246 のホームページのデザインを少しいじり、翻訳者のブログの更新情報ページを新たに作りました。

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オンラインストーレジサービス Dropbox を使い始めました

 友人に 100 Mb を超える大容量のファイルを Web 経由で送信する必要が生じたので、大容量ファイルの転送サービスについて調べてみました。無料で 2 GB までのファイルを転送できるサービスとして、「らくする BOX」というサービスを見つけたので、これを使ってファイルを転送しました。ファイルを転送するだけであれば、このサービスが最も簡単に使えて便利だと思います。

 ファイル転送サービスについて調べた際、らくする BOX 以外にもさまざまなオンラインストレージ サービスを見つけました。その中の 1 つに Dropbox がありました。Dropbox のことは、以前から名前だけは知っていたのですが、具体的にはどのようなものなのかは知りませんでした。

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しつこいぐらいに神経質にバックアップ

 以前、訳文ファイルが壊れて読み取れなくなるという経験をしたことがあります。何をどうやってもファイルを読み取ることができず、本当に困りました。幸い、毎日差分バックアップを取っていたので 1 日前の正常な状態のファイルにアクセスできました。すべての内容を失うという最悪の事態は免れましたが、それでも丸 1 日分の作業をもう一度やり直す羽目になり、相当なダメージを受けました。それ以来、バックアップについてはかなり神経質になっています。

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Weblio 英和和英辞典のマイ単語帳機能を使ってみる

 オンラインで利用できる Weblio 英和和英辞典に、マイ単語帳という機能があることに気付いたので、さっそくユーザー登録してみました。

 登録は簡単にできました。Weblio 英和和英辞典のトップページで [英単語帳] タブをクリックすると、ID 登録画面が表示されます。メールアドレスを入力して [同意して登録を開始する] と、指定したアドレスにメールが送られてきます。メールに記載された URL にアクセスして、パスワードやニックネームなどを設定すれば登録完了です。

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PDF ファイルをテキストファイルに変換してくれるフリーソフト

 PDF ファイルをテキストファイルに変換してくれる Free PDF to Text Converter というフリーソフトウェアをダウンロードしてみました。これまで、原稿が PDF の場合は、PDF ファイルから直接 Word にコピーペーストしていたのですが、その方法だとテキストの順番が入れ替わったり、不要な箇所に改行が入ったりして不便を感じていました。

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